JOURNAL

はじめてのトレランレース

かっちゃん2026年7月12日
関連レーススリーピークス八ヶ岳トレイル(44km, 24km)

THREE PEAKS YATSUGATAKE TRAIL|One Pack Line

「はじめてのトレランレースなにかおすすめありますか〜?」

トレランを始めていつかいつかと思いつつなかなか重い腰を上げることができず約1年。春から新しい職場で働くようになり、トレランレースへの出場経験豊富な諸先輩が身近にいる環境で、無知な私は教えを請いながらとうとう参加を決意する。おすすめされたのは八ヶ岳スリーピークス(のAttack Line(ショートコース)だったことは後に知る)。

「スリピエントリーしました〜」「おー、ショートの方?」「もう満員だったのでロングです!」「おおお…結構きついよ?」

エントリー完了しウキウキしていたところスッと真顔に、走りきれるのか私。

ただご存知でしょうか、八ヶ岳スリーピークスのホームページやリーフレットには必携品として「絶対に完走するという強い気持ち」が正式に記されているのです。はじめてのトレランレースに過去最長の距離は未知との遭遇。不安とワクワクが同居した状態であっという間にレース当日に。

最大の難所はレース中盤の三ツ頭。事前にマップを見てその急勾配ぶりに戦々恐々。レース中も急登に差し掛かるところでスタッフの方や他の出場者の方から「ここからが本番だよ〜!」と言われて(今までも結構本番だったぜ…?)。どこまでも続く急登に不貞腐れそうになりながらも(ぜったい止まらない)と決めて一歩一歩前へ。ある程度の覚悟があったからか急登を登り切った時点では思っていたよりもまだ元気が残っていた。(あとは下りだ!)侮るなかれ、脚がもつれて何度もつまずきそうになり、長い長い下りに神経を擦り減らされた。

はじめてのレースの私にとってはエイドもはじめて。オレンジにバナナ、ドーナツ、コーラ、レッドブル…(山の中にこんなにたくさん!)と目をまんまるにしながらありがたくいただく。持ってきた豆大福やジェルも食べてゆったりしていると「あれ、まだ居たんですか」と笑われた。「そろそろお暇します」とまた走り出す。

レース終盤に差し掛かり、傾斜が少しゆるやかになり目の前にひたすら続く道は(ゴールまでもう少し!)という高揚感も相まって、気持ちよく走ることができた。

初夏の八ヶ岳。緑の輝き、雲の流れ、鳥の囀り。私のトレランレース初舞台は、瑞々しい空気を深呼吸したくなる場所だった。

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